フイルムカメラを触って7年近く触ってきた。実はそこまで経験が浅いけど、様々なフイルムとカメラを触ったけど、とても興味深い体験だった。
年々フイルムカメラのハードルが上がっている。カメラボディやレンズの値上がり、フイルムの値上がりの影響は大きくて、業務用フイルムの生産終了したことで、一気にフイルムで撮るのがハードルが上がった。
しかしそれでもフイルムを続けることをやめることはできず、楽しんでいる人たち、始める人たちはたくさんいます。僕は少し撤退気味ですが、それでもフイルムカメラで得た体験や出会いというものは大切にしています。
趣味であれアートであれ、大事な文化であるのは確かです。ぜひこの記事を読んで少しだけでも理解を深めたり、まぁちょっとやってみるかと思ってほしいなと思います。
フイルムカメラで色々撮った

カラー写真を楽しむには、フィルム選びが大事
関西を拠点にフイルム写真をやってきたけど、やはりフイルムによっては個性はある。レンズの影響はもちろん受けているので、すべてがフイルムの写りかと言われれば違うんだけど。
それも1000円を超えてきたフイルムばかりで、コダックのフイルムも高い。みんなが推しているフイルム3000円ぐらいはしますよってのは増えた。1枚何百円の時代になったので無駄打ちは出来ないよなってことで、よく考えてから撮影するようになった。

写真を撮るといっても、フイルムを詰めて、巻き上げて、シャッターを切る。最後になったら巻き戻して、フイルムの容器に戻して光に触れないようにする。フイルム撮影の大事なところは光に触れないようにさせること。
フイルムは化学反応で像を付ける状態、化学反応の度合いによって像や色の変化を時間や光の量を調節している。
つまり光を当ててしまうと像Aと像Bの境界線が無くなるので像そのものが無くなるということ。なのでカメラの中は真っ暗であること、現像するまでは光に触れさせないことが大事。
お店で現像を頼むときに巻き上げないまま、取り出してしまうという人がいるらしいので注意。


カラーでも白飛びはもちろんするので、NDフィルター(サングラスみたいなもの)を用意して発色の調整するのはオススメ。逆光のとき、被写体は暗く、背景が明るい倍はグラデーションのフィルターをレンズの前に持ってくると抑えることが出来る。レンズに取り付けるものもあるので是非用意してほしいアイテム。



まずはカメラ専門店に相談してみよう。
現像は難しいけど、全国で現像できる店がある。
カラー現像は自家現像が難しいことがある。慣れていけば出来るようになるけど、それでもなぜまだ残り続けているのかといえば、全国のカメラ専門店などで現像取扱があるから。店に持ち込めば現像をしてもらうことができるというのは手間いらずなところ。
郵送でも出来るからネット申し込みでデータにしてもらえるところもある。それでもいいというならネットの現像ショップに頼んでみると良い。
安くて便利な現像ショップは探してみるといい。だいたい2週間はかかるから注意。
実店舗でもカラー現像機を置いているお店は即日で現像をやってくれることがある。数時間に出来上がりというのはあるので、ぜひ気になればお店に相談してみよう。
モノクロを楽しもう
カラーじゃなくモノクロで撮影する理由って?僕にもわからないけど自家現像がカラー現像よりも楽であること。材料と道具さえ揃えることができれば、手順と時間さえ守れば誰でも出来る。カラーよりシビアではないところと、そしてモノクロの場合は印画紙に焼けることであったり、フイルム自体が安く手に入るのはオススメポイント。

自家現像をすれば
自家現像をすることで現像費用の節約になるだけではなく、表現の幅が一気に広がってくる、組み合わせて暗室で印画紙に焼いてしまえば表現の幅はもっと広がってくる。

たくさんおフイルムカメラがあって、たくさんのフイルムがある。確かに高騰して買いづらくはなったけど、巡り合わせ次第で安く手に入ることはある。
その出会いを勝ち取るのは撮影者の行動次第だし、表現をすることをやめないように努力することもまた表現を始めるには必要なことだと思っている。
初心者だからこそ、フイルムカメラもいいよね。でもデジタルカメラでもいいし、スマホでも良い。楽しんで撮影をしてほしい。
わからないことがあれば、人に聞けばいい。調べればいい。そういう気持ちで楽しんで欲しい。
