ゾナーのコピーレンズと言われたけど、ソ連レンズのLマウント「Jupiter-8 50mmF2」の描写性能について色々考えることがある。コピーレンズなんだから高性能ではないと思われがち。価格も安いし偽物にすぎない。
しかし描写性能の優秀さに驚くし、その価格にも驚く。1万円台で購入できるオールドレンズであり、ブラックのカメラに似合うレンズ。
色々仕様変更され続けて2000年初頭までリリースされ続けたレンズでもあります。そう考えるとベストセラーレンズなのではないかと感じます。不評だったら即生産終了されるのに平成に入っても製造されていたことになります。
コピーレンズと言われても、元々工場はツァイス工場なので品質は高いはずです。今でも安価で手に入れることができるロシアレンズであり、オールドレンズ入門レンズとして位置づけになるかと思います。これより一桁二桁と高いレンズは存在します。
ただモデルの変更が続き過ぎたせいで、どのレンズがいいかは不明という点だったり、新品レンズが流れたという情報もあります。このレンズは後期型だと思うのでまだコンディションは気にせず、使用することができます。
しかし前期型になるとコンディションが古くなり、ダメージが蓄積されています。写りのみを考えれば後期型だけでもいいかもしれませんが、前期型はコレクション性が高いものと扱うべきなのかと思います。
Jupiter-8 50mm F2 後期

注意点としてはアダプタを噛ませて使うことになります。l39マウントのアアダプタをそのまま使うとフランジバックが短くなるのでセンサーにぶつかる可能性はありますが、上記のカメラは2重にアダプタを使うことで稼ぐことが出来ているので問題はないかもしれません
- 一眼レフの場合はフランジバックは長い
- ミラーレスの場合は短い
ミラーレスの場合だとフランジバック短いので、センサーにぶつかる場合がある。
僕が持っているSIGMAfpであればぶつかることはありません。Lマウント+LMマウントを噛ませることで仕様していますので、それなりにフランバックを稼げている状態です。つまりL39マウントアダプタだけの場合、1mm程度の厚さしかないことになります。L39マウントアダプタだけ仕様するMマウントのカメラで仕様するのは危ないことになります。
例えばLeicaのデジタルカメラの場合は危ないということになりますので注意するべきです。
作例



