写真をやっていても、日常生活においても、「やりたいこと」と「できないこと」が必ずあります。確かに努力すれば結果的に解決することも中にはあります。それが出来ることなんですが、全てが出来たこと、やれたことになるのかといえばなっていないのです。
上手くいかない事は必ずあって、それは写真の上でも当てはまることです。
例えば僕の年齢はそこそこあるんですが、今から高校生限定のフォトコンテストに参加することはできません。
フォトコンテストの規約で禁止されていることであり、評価される以前の問題です。
国際的なフォトコンテストがあり、条件的に応募できることは、これは「やりたいこと」になり、入賞したら「できたこと」になり、しなければ「できなかったこと」になるのです。
可能性があるなら応募すればいいし、可能性がないなら諦めて別の可能性を探ると言うのはひとつの方法です。
例えば写真家になりたいと考えたときは?
写真家になりたいと考えたときに、フォトコンテストに入賞すれば写真家になれると思われているかもしれませんが、常に作品を生み出していれば、写真家だと僕は思います。公表し誰かの評価を得て、何かしらの記録媒体から評価と収入を得て生活が出来れば専業写真家です。
ほとんどの現在の写真家は、兼業写真家であり、商業写真やポートレイトなど安定した収入を得るカメラマンを兼業していることが圧倒的に多いように思います。
他業界の全く別の医療業界や似たようなデザイン業界で生活しながら副業や趣味に近い形で写真家をされている方も多いです。
つまり本業写真家になることもできなくは無いですが、生活ができるかどうかは別の話なのです。作品を様々なプロセスで購入してもらうことで生計を立てることができるのかによるというのが、写真家の本質にあるのかもしれません。
たくさんのやりたいことやできないことはありますが、本人次第で解決できる可能性がある限り、チャレンジしてみるのは大事です。
法令やルール、規約など様々な問題をクリアしたうえで出来ることを考えてみてはどうでしょうか?
出来ないのはどうしてか?問題があり解決することが可能なのか?判断してみて考えてみてはと思います。
写真家になれないけれど・・・
僕の場合、写真家にはなれないのは分かっていたのでフォトブロガーという曖昧な表現に逃げる選択肢をしました。数多くの優秀な人たちを見てきたからこそ、作品を向き合いつつ、納得がいく表現を形に残すには、この立ち位置がベストかと考えたからです。
ただ若い子たちが考えずに、いきなり無理だから出来ないと諦めてしまう姿をみるのは悲しいもので、舞台裏から支える人側になってみたいなと思い、今のフォトブロガーという道を選んだので後悔はありません。
ぜひ、やりたいことがあるなら、まずはチャレンジ出来るようなら試してみてください。