ツクモの写真を話そう No.6 デジタルかフイルムかで悩むけど僕はデジタルにした

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ずっと悩み続けていることがある。写真好きと名乗っている人たちなら、悩むことかもしれない。運命づけられた何かといっても過言ではないけど、まぁ僕の思い違い。

デジタルカメラで撮影をするか、フイルムカメラで撮影を続けるか?という問題である。

はじめに。

デジタルカメラを現在使用しているけど、やっぱり今まで使い続けてきたフイルムカメラが忘れられない。特にLeicaM3に関しては家に置いておくだけで幸福度が上がりそうなカメラともいえる。

今までカメラなんて何台も要らないだろ、集めて何になるねんっていう気持ちでいたけど、デジタルの良さ、フイルムの良さ。逆にデジタルのダメなところ、フイルムなダメなところが見えてきて、どういった機材配置にするべきか、整理しておいた方がいいかもしれない。

現代のデジタルカメラか?

デジタルカメラの相場は20万円から50万円、安ければ1万円から100万円まで、デジタル処理された画像をパソコンやスマホ、プリンターで印刷するのが当たり前。スマホにもカメラは搭載され、誰もがカメラにふれることが出来る状態になった。

誰でも撮れるので、写真1枚あたりの単価が下がるということ。芸術作品を生み出すとき、AIや加工、現像ソフトを用いてしまうことが誰でも出来てしまう。技術革新の結果、創造性の部分までデジタル化と最新テクノロジーが入ってきて、人間不要説が出てきてしまいそうな勢い。

価格は安く手に入るし、手間もかからない。電気とデータさえ保存できれば問題ない。僕もデジタルカメラを使用するし、スマホでも写真を撮る。写真文化が社会に受け入れられたのは、嬉しいけど特別感が下がった。

原点のフイルムカメラか?

フイルムを通して、電気を使わず撮影できる。至ってシンプルなしくみで、フイルムが現像されて、デジタル化したらスキャナーを使い、印画紙に焼くなら暗室を作る。ひと手間もかかるし、色々な手間やコストがかかる。

その分だけ写真1枚あたりの単価も価値も高まる。作品としての価値は高まるけど気軽さがなくなる。即日現像できても瞬間で見ることはできない。それが楽しいって言われる。

価格は1万円でも手に入るし、構造的にはフイルムが光に触れず、レンズを通して撮影することができれば撮ることができる。しかし機能性が良い、コレクション性が高いカメラだと100万円することもある。古いカメラなのに。

作品を生み出して、写真という芸術に浸かりたいならフイルムだよなってなる。僕の場合135mmカメラと大判カメラで撮影できるようにしているけど、これの組み合わせが今、正しいかが不明。

色々可能性が広がって

フイルムで使われてきた古いレンズをアダプタを使用して、デジタルカメラで楽しむことができるようになった。どんなにフイルムの価格が高騰しようとレンズの価値は下がらないようになった。ボディも下がらずだけど一部下がったような気がする。正確には落ち着いた感じ。

古いレンズが楽しめることでデジタルカメラを持つ存在意義は生まれても、フイルムカメラを持つ理由ってなんだろう?ってなる。コレクションとして集めているならまだしも、僕の場合は実用的かつ使用することが前提でコレクションをする気は今のところ無い。しかしこれから趣味としてコレクションをする可能性もある。

ただ年々フイルムカメラを整備出来る環境が無くなっているのは事実で、出来る人も減っているので、これから持ち続けるなら修理が出来るカメラ、価値が下がりづらいカメラというのはある。

もしくはフイルムカメラはやめて、レンズを集めていくということになる。カビやホコリ、キズなどのメンテナンスができるなら、たくさん集めたいが維持費というのはかかるので、躊躇ってしまうところである。

まとめ:レンズを買ってまずはコスト削減!

レンズを買おう。オールドから新しいものまで、ボディももちろん買っていいが、きちんと品定めができるようになってリスク回避をする。

メンテナンス費用は年々上がるけど、メンテナンス個数を把握しておく。ボディとレンズ、三脚などのアクセサリー類もしっかり確認すること。

レンズなども増えて管理する時はきちんと、リフトアップして順番に整備依頼しておくことがオススメ。

デジタルであってもフイルムであっても、納得できる作品を生み出せるか、ずっとメンテナンスができる環境を用意出来るか?なのです。

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