ワイドチェキでTOYO VIEW(トヨビュー)で大型ビューカメラを楽しもう

TOYO VIEWとは大型ビューカメラのブランドです。サカイ特殊カメラ製作所が作っており、後にサカイマシンツールが製造を続けていましたが、同社は2025年1月末に廃業しました。

蛇腹カメラの日本製として現在でも入手できるものですが、製造はされていません。部品もネット上で中古品で販売されています。ある程度のビューカメラの整備自体は可能となっています。

大判カメラの基本構成

  • ボディ
  • レンズ
  • 三脚
  • フイルムマガジン

基本セットが必要です。基本的には撮影することができます。

大判カメラ運用に必要なもの

  • 冠布
  • ピントルーペ
  • シャッターレリーズ
  • 露出計
  • グラデーションフィルター

上記の必要なものを揃えておくと撮影精度が上がります。これだけ集めると結構な重さになります(重さ10キロほど)。軽量化しようとすると三脚の価格が上がったりします。

結構な量となりますので、リュックも市販されているカメラリュックでも大きなタイプとなりますので、1万円以上のカメラチュックになったり、純正品であればジュラルミンケースになることもあるので、持っていくだけでも大掛かりです。

三脚に関しても市販されている一眼レフ用のものではなく、耐荷重量10kg以上のものになります。

重さ的には10キロ以上になるので筋力や体力を鍛えておく必要があり、大きさもコンパクトになるように考えておく必要があります。重さに負けてリュックが破けてしまうので、アクセサリの選定も大事です。

4✕5(シノゴ)のフイルムで撮影することができます

巻いているものではなく、シートフィルムを使用します。大きさは「4インチ×5インチ(約102mm×127mm)」ですが、分かりませんが、スマホ2台分サイズぐらいの大きさがあります。

簡単に説明する撮影方法

専用ホルダーにフイルムを入れておきます。カメラでピントを合わせてから、ホルダーを入れてレンズシャッターを切ったら感光する状態(遮光板を外す)にして、シャッターを切り、ホルダーに遮光板をホルダーに戻して感光しないようにします。

  • シノゴのシートフイルム:Kodak 黒白ネガフィルム T-MAX 400 4×5 50枚 5万円程度ですが、もっと探せばやすいものはあります
  • フイルムホルダー:1枚でフィルム2カット撮影できます 1枚1000円ほど
  • 一度に撮影できるカット数は人によって変わりますが、4カット~6カット程度です。体力と筋力を要するので、どうしても枚数自体が減ります
  • 1枚あたりの撮影費用はモノクロ自家現像300円程度はかかりますが、もっとかかる場合もあるので参考程度です

ビューカメラ「トヨビュー」をワイドチェキで楽しむ

専用ホルダーを使用するとワイドチェキで大判カメラを使うことが出来ます。1枚あたりの撮影費用はワイドチェキの購入額によって変更はありますが、10枚2000円なら200円となります。

現像代まで含めた金額であり、その場で写真を楽しめるという大きなメリットがあります。ただし大きさはスマホ1台分よりは小さく、データ化するにはスキャナーで読み込む、専用機器を使うことになります。

写真アルバム2判タイプに収まるサイズなので、ちょうど保存がしやすいものとなっています。化学変化で劣化する可能性はあるので消えてしまう可能性があります。一般的には50年程度で劣化すると考えれています。

 

まとめ

トヨビューを手に入れたときは、無料で手に入れることができました。ただ蛇腹の修理をすることができずボロボロになりました。色々試行錯誤を繰り返しましたが、蛇腹を折っていくのは大変なので、現在自作蛇腹で対応できないか考えています。型紙から用意しないといけないので、今後の趣味になりそうです。

体力は必要だし筋力も使います。場所も取ります。時間も取ります。撮影1カットにかける情熱が必要となりますし、デジタルカメラで撮影した方がキレイな場合もあります。ただ趣味としては考えさせれるものではあります。

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